ひなびたびなひ

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色のはなし

実家から送られて来た荷物のなかに小さな箱を発見。
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ふたを開けてくすっと笑った。
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ほとんど手つかずのパステル。



箱を眺めながら仕事でご一緒させていただいたT女史の話しを思い出す。

「小さい頃な〜、黒い絵を描いたらな、ウチのお母さんが学校の先生に呼び出されてん」
「何か(悩みや問題が)あるのではないですか。言うて・・・」

T女史は関西出身のどこから見ても感性豊かな女性。黒というよりは、色彩にあふれた美しい人。

「慌てて帰ってきたおかあさんに問いただされて」
「ただウチはあまりにも色鉛筆がきれいだったから使いたくなかっただけねんけどな、、、」


その瞬間。なんとも言えない気持ちになった。

小さい頃、父に懇願して買ってもらったパステル。
「おまえはせっかく買ってもちっとも使わないからなぁ・・・」とぼやく父。
はい、お父さん。
この箱が宝石箱みたいに感じて、勿体なくて使えなかったんです。

わたしの場合、使ったのは「白」だったようですが、憧れの女性と同じ気持ちを共有出来た瞬間でした。
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by hinabitanabihi | 2010-04-27 10:49 | 風景
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のんびり生活


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