ひなびたびなひ

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羅須地人協会


「知ってる?クラムボンはかぷかぷ笑うんだよ」

 職場で、となりの席のシュクちゃんがそう言った。

「かぷかぷ?」

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こどものころ、宮沢賢治よりどちらかというと夏目漱石派だったわたしは、最近になってその魅力に目覚めた。
シュクちゃんは文学系だからそのことを知って教えてくれる。



「クラムボン・・・」
「かぷかぷ・・・・・・??」

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そのフレーズはなんとも言えないニュアンスがあって
いまさらかもしれないけれど早く本を読まねばと急いだ。

たまたまその時期と以前記事にしたホテルに行く時期が重なったので
ホテルのライブラリーコーナーで「やまなし」を発見したときは
嬉しくてそれはもうわくわくした。

「クラムボンは笑ったよ」
「クラムボンはかぷかぷ笑ったよ」





話しは変わってここは羅須地人協会。

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宮沢賢治が農学校を退職した後に青年や篤農家を集めて稲作法や農民芸術論などを講義するために設立したこの協会(建物)は病気になるまで賢治が自炊した住まいでもある。
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その人の住んでいた空間を訪ねると作品がより理解できる気がしてくる。
こういった旅は大好きだ。
これまでも様々な画家や作家の軌跡を訪ねて来たが、ここはとても穏やかで静寂に満ちている。
きっとこの椅子に座って熱心にそして真摯に農民と交流していたんだろうなぁ。
(ひとつ、意外だったのは賢治が煙草を指に挟んでいる写真があったことかな・・・)

おやっ???(笑)
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オルガンの音がすると思ったら夫でした(驚!)

触ってはいけないのかと思ってドキドキしましたが
どうやら注意書きもなく、注意もされず・・・。
(寛大なのは賢治の気持ちでもあるのかな?)


宮沢賢治は作曲もしていたので
もしかしたらこのオルガンで作曲したのでしょうか?
空気のスカスカする素朴な音色はなつかしい音がしました。


四月のまだ寒い日の出来事。
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by hinabitanabihi | 2010-05-08 21:13 | 風景
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のんびり生活


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